地味な練習の繰り返し 4

経年劣化の肉体を、少しでも維持しようと、朝の始まりにサプリを飲む。

グアムで購入してくるのだが、錠剤が大きい。

二つ一緒に飲むと、食道でつかえるのが難儀だ。説明文には、毎食後とあるが、私は朝だけにしている。


昨日は雪は降らなかったが、風が強いので大泉緑地で練習した。いつものように、勾配が付いた碁盤の目になった花壇で、右左折のくり返しをする。石積みなので、直角にターンするにはもってこいだ。次は隣の砂味で路盤が仕上がったポーチで、前輪リフトの復習。路盤がしっかりタイヤをグリップするので、10センチは上がっている感じ。
上手くいきそうなので、場所を芝生広場に移し、風で折れた手ごろな枝を地面に並べ、枝越えの練習にトライ。湿気た芝の上では、タイヤの回転が悪く、なかなか枝の前でリフトが出来ない。タイヤの所為ではなく、視野に枝が見えるだけで、上体の水平移動が出来ていない。10回やって1回成功するのがやっとだった。
ここまでで一時間ほど費やしたので、使った枝を片付け林の中へ入る。

落ち葉の下がヌカっていて、隠れた枝にスリップする。トレイルに出たら、こんな状況は当たり前だろうと思いながら、外周道路へ出ると、春の便りが届いていた。

梅の香りを懐かしみ、和歌山南高梅(なんこううめ)の出来に思いを馳せる。毎年10kgほど梅干を漬けるので、去年は不作で、手に入らなかった大玉4Lに期待したい。


アくしょん大魔王


アメリカのコメディ映画を好まない人もいるが、作品の出来で、面白いのもたくさんある。

母親を演じる、ジェニファー・アニストンは私のアイドルなので、この一本は外せない。
彼女はアメリカのテレビドラマ「フレンズ」で、ブレイク。ここで出会ったブラッド・ピットと結婚したが、ブラピーがアンジェリーナ・ジョリーに傾き離婚した。しかしアンジーとブラピーの仲もおかしくなった。


そのころアメリカの映画雑誌の表紙に、ジェニファーとアンジーの並んだ写真が載っていた。ファンの関心は、アンジーにブラピーを寝取られたジェニファーのコメントに関心があったようだが、続報もなくこの騒動は終わったようだ。


私のアイドルなので、『ピープル』誌の「最も美しい50人」のトップに選ばれ表紙を飾ったり、エミー賞やゴールデングローブ賞を受賞したことも知っている。

グアムの運転免許


グアムへはしばしば行く。パスポートのスタンプは、現在30個以上になったが、まだ増えるだろう。一回行けば、二週間以上滞在するので、トータルで五百日近く住んだことになる。目的といえば日本の寒さから逃れるためだが、今ではビーチを歩き、スノーケルするのが主な目的だ。
バイクに乗ってもいいのだが、ホテルロードで日本人観光客相手に開業しているクリニックのドクターに「グアムで自転車はダメよ、買わないでね」と言われる。
納得できるアドバイスだ。
ローカルの運転は荒っぽいし、方向指示のランプを点けないで急に曲がったり、前方信号が赤でも、右折する。(これは問題ないが、歩行者も注意しなければならない)
時々レンタルバイクで走っている旅行者を見るが、車道に出たら危険この上ない。と言っても歩道は狭く太い電柱が邪魔している。
つまり最初から、道路をバイクが走るようには考えられていない。グアム政府は予算が無いので、インフラの整備は相当遅れているのが現状だ。専用のサイクルロードが出来るなど、夢のまた夢かな。しかし地形に適当なアップダウンあるし、ロケーションは良いから、整備されたら人気が出るのは間違いない。島の南では時々イベントが有るようなのだが…。


グアムで車を運転するには、日本の免許証でも30日以内なら問題ない。しかしグアムの運転免許証を持っていると便利な事がある。
酒を買う時、たまにIDを見せろと言われたり、カードで衣類を購入し、気に入らなくて翌日返品に行くと、IDを出せと言われたり、銀行で取引中にIDを調べられたりと、結構使用頻度は高い。ホテルもローカル料金で泊まれたり、ココス島へ渡る船賃はローカルと同じになる。そこで一念発起して、グアムの運転免許証を取得することにした。
交通法規教本



まずパスポートと運転免許証を日本領事館へ持参する。そこで日本の運転免許証の抜粋証明書を発行してもらう。手数料19ドル。ポイントは運転暦が五年以上あること。そうしないとグアムの自動車学校へ入り、実技から始めることになる。領事館員は試験に受かったら、テンポラリーで一年間有効のグアム運転免許証が貰えると説明してくれる。なぜかと言うと、私のような旅行者は、米国の社会保険番号も納税者番号も持っていない。旅行者なら一年更新で構わないという考えなのだろう。そこでデナイアルレターを発行してもらわなければならない。

このレターは社会保険番号(SSN)を持っていないという意味の書類だ。社会保険協会(現在、場所は空港横の貨物ヤードに移転)へ行く。駐車場は満杯に近く、建物の入り口では守衛に、二時間は待たされると脅かされる。中に入ると、警備員の金属探知機によるボディチェック。OKが出ると、レター請求の件を書き込み、受付に渡す。周囲は乳児を抱えた若い夫婦や年寄りが多い。ここではグアムで生まれた赤ん坊に、グリーンカードの発行手続きや、近くの島からの移民の受付をしている。私も二時間以上待たされ、やっとレターが発行された。

再び税務局に戻り、運転免許試験の申請書に書き込む。申請書とレター、パスポート、日本の運転免許証、領事館発行の抜粋証明書をそろえて提出する。ここはいつも長蛇の列でかなり時間をとられる。受付は慣れていないのか、旅行者がグアムの運転免許を取得するのを理解しない。しきりに隣のベテランと思しきスタッフと相談している。納得したのか、日本語と英語のどちらで受験するのか質問して来た。当然日本語。費用は35ドル。しかしここでは支払わない。来週の金曜日、AM11時からグアム大学で試験があると告げられる。
何とか日本へ帰る前に受けられそうだ。
私が運転免許を取ったのは40年以上前。日本の交通法規も可なり変わっている。ましてグアムの法規がどんなものか、ネットで事前に調べておいたが不安はぬぐえない。いよいよ当日、グアム大学へ一時間前に行く。二階で35ドルを支払い、受験票を受け取る。20分前に別棟に連れて行かれた。
スタッフがやたら多い。
それもそのはず、このクラスの受験は日本、チャモロ、韓国、中国、タガログの各言語で受ける。当然説明が五か国語であった。


さて試験開始。最初は易しかったが、徐々に変な日本語が出てきて解釈に戸惑う。日本人受験者も二、三名いたようで、言葉の説明を求める質問もあったが、要領を得ない。それでも時間いっぱい使い、何とか終わった。テストはマークシート形式で四択。四十問中、80%の32点が合格ライン。結果は翌週の水曜日だと告げられる。
しかしその前に帰国する。


 結果はネットで知らされた。合格者全員の氏名と、点数が記されている。何とかぎりぎりでパス。翌月再びグアム渡航。税務局へ赴き、試験がパスしたことを伝えた。受験票を渡し確認後、日本とほとんど同じ眼の検査があった。隣のブースへ移り、写真を撮られ、サインをする。数分でラミネート製の真新しい免許証が渡される。この時、日本の免許証の裏に、グアムで使用を禁ずる文言を記入された。これで晴れて、免許証を手に入れる。


アくしょん大魔王


週末は時々、ミュージックDVDを、コレクション棚から引っ張り出す。
「リバーダンス LIVE FROM NYC」


アイリッシュ・ダンスとケルト・ミュージックが融合した、世界中で人気を誇るエンターテインメント。米ニューヨーク、ラジオ・シティ・ミュージック・ホールでの公演を収録と、
Oriconのデータベースに記されているが、臨場感たっぷりのライブ版。
初見後、感動と興奮に思わず拍手してしまった。こんなDVDが棚にあるだけで、幸せ感に浸れるのは私だけだろうか。








ダイエットの話

焼酎やウイスキー好きなせいなのか、90kg前後の体重がなかなか減量できない。あと10kgは減らしたいので、内科クリニックの主治医に相談すると、「運動で体重は減らない。減量するなら、フルマラソンの選手ぐらいのトレーニングが必要」と言われた。お腹が出るのは、年齢と共に上体の筋肉が下りてくるのも原因らしい。


古希に手が届く前に、ストックを持って歩くノルディック・ウォーキングを始めた。もともとノルディックスキーの選手が、夏場のトレーニングに始めたもので、ウォーキングに比べ有酸素運動の負荷が高いと、日経の夕刊に載っていた。信じた私は、毎日歩いた。外周道路が一周3Kmの大泉緑地を二周。遠征すれば和歌山県の熊野古道。グアムではイパオ公園からウエスティンホテルまでのビーチ往復。二十日間ほど毎日灼熱の中を海パン一枚で歩く。
先月末までグアムに滞在していたので、写真のように日焼けした。

帰国した今は、ちょうど皮膚が新しく張り替わる頃で、入浴後は浴槽に古い皮膚が浮かび、自分でも気色悪い。
短期旅行者がたまにビーチで寝転んでいるが、これはかなり危険で、日焼け止めでは防げないこともある。
私の場合、ビーチに着いたらバナナボートタンニングオイルを塗り、部屋に戻ってシャワー後、同じメーカーのアロエヴェラジェルを全身に塗る。年に3~4回は行くので、その都度皮膚の新陳代謝が起きるわけだ。


結局ノルディック・ウオーキングは、五年間で6000Km歩いた。しかし体重の負担に耐えかねた膝を痛め、試しに乗ったビアンキのクマっ娘が調子良く、痛みが引いたので、バイクが合うのかと思って本格的に入門した。


アくしょん大魔王


「テルマ&ルイーズ」
ロードムービーの好きな私には、たまらない面白さだ。女性から見ると、不満に思うような人もいるようだが、女性同士に本当の友情はあるのか? 監督リドリー・スコットは問いかける。
女性監督のキャスリン・ビグローが撮ると、どんな映画になるのか…。リメイクして欲しい気もする。

コーストガード


バイクで走る堺浜コースと並行する水路は、一級小型船舶操縦士のライセンスを取るのに、しばしば練習した所だ。高速で操船し、人が溺れている地点に、浮き輪を投げ込む人命救助訓練。走っている船は舳先が上がり、ポイントに近づくと対象が見えなくなるので、浮き輪を投げる助手との連係プレーを何度もやり直す。

テストの日、揺れる船上では試験官の指示で、各種ロープの結び方、他船への横づけなど緊張の連続。筆記試験は法規や潮位の計算。
何とか試験はパスし、後日インストラクター同乗で、大阪湾を何度か周遊する。
湾で操船するときの注意点を、繰り返し頭に叩き込まれる。荒天の後は、海上に浮遊するブルーシートや、流木に注意、曇天で霧が発生すれば、空と海が同じ色になりホワイトアウト状態に。衝突の危険に備え、見張りと警笛の徹底‥など。
淡路島の岸近くは養殖の筏が並び、そこへ突っ込み破損したら、高額の賠償請求があるとか、沖に出ると船の「当たり屋」が狙っているとか…。
失敗もあった。
息子と二人だけで大阪湾出入り口の小さい島に行って帰港するとき、マリーナへ入る水路を間違え、大和川下流に迷い込んだ。護岸では貨物船が荷揚げしていたが、すぐに気づきUターンを掛けるが舵が動かない。魚探で海底を覗くと、浅瀬になっていた。川の両岸は貨物船のため、掘削されて深くなっているが、干潮で中央付近は一メートルもなかった。仕方なく満ち潮を待って脱出。


ライセンスにトライした動機は、その頃大人気の、米国テレビドラマ「マイアミバイス」の影響が大きい。ボートに住みマリーナで暮らす。やってみたい!
こんな時期、ボートショウで英国バーチウッド製の三階建てボートを見学し、日本では造りえない、プレジャーボートの質感の高さに圧倒される。
欧米の海のレジャーが日本でも流行り、ビジネスチャンスが来るのではないかと、不純な思惑で臨んだのだが、バブルの弾ける音と共に、船への興味も自然と消滅していった。
堺浜コースを走りながら、この水路を眺めるとその頃を時々思い出す。


アくしょん大魔王
「ガルシアの首」は、男の生きざまを鮮烈に描いた問題作。監督のサム・ペキンパーは、毀誉褒貶の人だった。しかしバイオレンスアクションの分野での功績を、誰も否定できない。散りゆく男の潔さを描き、見る者の心を掴んで離さない。ペキンパー組の常連で、主演のウォーレン・オーツも漢を演じたが、ロバート・ウェバーとギク・ヤングのゲイ殺し屋コンビ(?)がアクセントを付け、バイオレンスに奥行きを与えている。

地味な練習の繰り返し 3

昨日は大阪も寒かった。風を避け、大泉緑地へ向かった。中高生が耐寒授業か、ランニングを繰り返している。
私はいつもの場所で、マーカーコーンを並べ8の字や、丸太越えを試みる。8の字ターンは出来るようになったが、障害物を乗り越えるのがうまくいかない。

体の前後の移動が上手くできないので、前輪を持ち上げるのに腕に頼っている。ウエアラブルカメラPanasonic HX-A1Hを再生してみると、状態がギッコンバッコンしていて、ゴルフスイングの初心者と同じだ。出来るようになるには、もう少し時間が必要だろう。

入籍間もないスコッティー嬢はSPARK 730 PLUS。ハードテイルがヨーロッパ車の乗り心地なら、これはアメ車の感じ。

タイヤは太く低圧なので、フルサスで走るとフワフワ感が強い。早くは走れないが、落ち葉に隠れた倒木など平気で乗り越えていく。使い方によっては面白いバイクだ。


アくしょん大魔王

「スターウォーズ」のヒロイン、レイア姫を演じた、キャリー・フィッシャーが心臓病で去年末に亡くなった。ハリソン・フォードとの不倫を呟いた後だったのでびっくりしたが、母親のデビー・レイノルズもあくる日、後を追うように亡くなった。母親は「雨に唄えば」で有名だったが、「西部開拓史」など多くの映画に出演、歌手としても「タミー」はアカデミー賞にもノミネートされたから、日本でもヒットした。私には母親のデビーのほうがビッグネームだった。