したたかな母と娘

雲が厚かった大阪の午後、大和川右岸へ歩いてきた。
左右セパレートされていた柵が取り払われている。

半分は未舗装のまま。工事監督に聞くと、舗装路は国交省の管轄で、砂利道は堺市の管轄らしい。しかし一級河川の堤防は、全て国交省が管理したらと思うのだが…

まあ、柵が無くなったので歩きやすくなったから、これで良しとしよう。

アメリカで投資目的で増えているビルの中のトランクルーム
監視カメラとセンサーで管理しているから、管理人は二人だけ。
その中へ武装強盗が入り込んできた。

突っ込みどころは多々あるが、低予算で面白く撮られた一本。
「ロックドイン」 閉所恐怖症の意味か…

母と娘は、一見弱々しく見えているが、強盗が豹変するや、反撃に転じる。
その間親子の家庭環境も明らかになっていき、見る方も感情移入できるストーリーになっている。

驚いて懐かしむ

木曜日のテニスレッスン、カットからアプローチの練習。フォロースローの取れないショットに悩む。

テニスの欲求不満を、歩いて解消する。

今朝、ネットでニュースを読んでいたら、懐かしい写真が写っていた。
場所は長崎市南山手町 グラバー園から徒歩三分ほど
右の駐車場は、もともと長崎海洋気象台の敷地で、私は小学校の四年生から高校卒業まで、この敷地内の官舎に住んでいた。
だからこの坂は、毎日の登校や遊びに行くたび利用していた。
坂の左側溝に赤線が引かれ、ロシアと長崎に分けられている。
左側はロシア領 ?

坂を下から見る。ロシア領は右の大木辺りまでと記憶している。

70年以上前から、こんな掲示板が出ていてた記憶はある。

雑草が取り除かれると…

しかし私の記憶では、空き家ばかりで、ロシア人が住んでいたとは思わなかった。


そしてここからは、知らない人のために、西日本新聞の報道から、御花畑マリコさんの記事を、をかいつまんで紹介させてもらう。
「もともとここは1875年、帝政ロシア領事館の職員官舎が置かれていたのだが、1917年のロシア革命で帝国が消滅。土地は放置され、終戦後に家を失った人たちが小屋を建てて住み始めたらしい。
それから70年近く経った1987年、旧ソ連が所有権を主張して長崎地方法務局に登記手続きをしたのだが、今度は4年後にソ連が解体。2000年にはロシアが「(旧ソ連からの)継続性を有する国家」として住民に土地の明け渡しを求めて長崎地裁に提訴した」

なんか故郷が、手招きしているようだ。
春には久しぶりに長崎へ、行ってみよう…西日本新聞さん有難う。

昨日の続きを検証する

午後から大阪の気温は上昇する予報だったので、堺浜を目指して漕ぎ出した。
風は穏やかな西風。しかし雨雲が近づき、間もなく降り出す気配。

濡れるのは嫌なので、給水したら復路へ漕ぎだす。

船を見ると、私は犬を見る目つきになる。多分穏やかな感情にしてくれるのだろう。

ドキュメンタリー映画専門のマーク・カズンズ監督が選んだ
「 ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行」の第二部をみるが、シリアスな作品が多く、映画を学ぶ学生にはいいが、私には退屈。
そんな訳で第一部を見直した。
インド映画「銃弾の饗宴」 未見だが、なんか楽しくしてくれそうな作品。

「ベイビー・ドライバー」 これはコレクション棚に収まっている。
しかしライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」の方が好みだ。

「グッド・タイム」 これも必見…だが観たような気もする。
盗んだ紙幣からピンクの煙…

「サマ」これは未見と言うより、日本で観れるのだろうか ?

「クレージー・ワールド」これも観たくても観られない。

「ブックスマート」 アメリカ女子高生の青春コメディらしい。ぜひ観てみよう。

プロが選んだ映画

大和川右岸、ここまで漕いでくるのに、正面から冷たい西風の洗礼を受ける。

大阪湾は海も空も、自然の冷蔵庫の吹き出し口か…

たまらず堤防上に避難

漕ぎだして再び河川敷へ下りる。

復路は、背中から風が押してくれて、気持ちが良い。

JR 杉本町駅の踏切を超える。ローディが、あっという間に視界から消えた。

桜並木に、まだ春の気配はない。

ドキュメンタリー映画専門のマーク・カズンズ監督が、2010年から2021年の11年間に公開された作品を、彼の好みで選んでいる。
「 ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行」
ドキュメント形式で、触りだけ選んでも三時間の映画。私はとりあえず、アクション映画だけをチェックした。
監督が文句なしと選んだのは、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
これは私も異存がない。もっとも監督が選んだ基準は、表現手段なので、そこは考慮する必要がある。

「血の抗争」
これは未見、DVDも売っていないようだ。あれば即買いだが…

「PK ピーケイ」
これも未見。インド映画は面白そうなので、早速レンタルしてみよう。

「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」
これも未見。香港ルノワールで面白そう。

爆弾魔、ユナボマー

寒い中、久しぶりの屋外テニス。
風は強かったが、晴れているのでゲームをしていたら熱中してしまった。
しかし5面あるコートは、われわれだけ。月曜日にテニスできる環境と、自由は何事にも代えられない。

しかし環境を変えられたと怒った男がいた
世の中には、独りキャンプをしながら生きている人も、自分を取り巻く環境が、騒々しくなると我慢できなくなり、その原因を過激に止めようとする人が現れる。
その男は、セオドア・ジョン・カジンスキー。
名門、ハーバード大学を出て、ミシガン大学の大学院の博士号も取得して、数学の天才と称賛されていたようだ。
そんな男 K が、過激な行動を起こしたのは、騒々しい環境を創ったのは、無暗に開発される産業テクノロジーだと妄想し始める。
そして郵便爆弾を製造、開発責任者へ郵送、爆発で多数の死傷者を発生させた。
FBI は彼の事をUNABOMとコードネームで名付る。
男 K は爆発を中止するには、自分の書いたマニフェストと呼ばれる論文を、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストに載せるように強要。
しかしその文章を読んだ彼の弟は、これは兄の書いたものだと FBI に通報、逮捕される切っ掛けになった。
この顛末を、事実に乗っ取り映画にしたのが、この作品。
私もユナボマーの事は、何となく知っていたが、ネットで調べたら詳しく載っていた。 


「テッド K ユナボマー  狂気の目覚め」